記憶に残る日

今まで人生の中で記憶に残る何かを変えた日、何かを変えてくれた人。

20代前半の頃にスナックでバイトをしていた時にお客さんとしてあった日銀の人。彼はそのスナックにふらりとよるとても気さくな人だったけど、それまで自殺未遂ばかり繰り返していた弱い私に、自分の生命力を信じられる話をしてくれた人。勿論、彼は私を諭そうとか助けようと思ってそんな話をしてくれた訳ではないし、多分私がそんな風に神経的に病んでいる事さえ知らなかったと思う。

そしてもう一人は、20代後半に数ヶ月だけ付き合った人だけど、裸一貫から日本の誰もが知って言うような会社を10年そこそこで作り上げた人だった。そしてその人がくれた言葉は今だに私に影響している。
その当時上っ面だけで生きていた私。好きだとかそんな事を通り越して、彼が付合っていた当時に普通に話していた事から学んだ事に対して感謝の意さえある。「私ってなんて上っ面だけで生きていたんだろう」と振り替えさせて、赤面させられた。彼と別れて(捨てられて)、更にそこからどん底に落ちた事が今アメリカにいる事に繋がっていると行っても過言ではない。

そして、Annie Leibovitzのレクチャーも一つの記憶に残る日です

人生には通り過ぎて初めて確認できるチェックポイントみたいなものがあって、そうしたチェックポイントを自覚できる事が今ある自分を強く支えている。貴方はいくつそんな分岐点、軌跡がいくつありますか?

今日また軌跡となる日でした。

 私達が数年サポートしてきているLines BalletのAlonzo KIng氏を囲って、20名弱のドナーが集まった夕べです。リハーサルを見に行く事は毎シーズンありますが、この素晴らしく穏やか且つGiftをもったアーティストの話や人柄に、リハーサルなどで5分ほど触れる事はできても、彼の核心に触れられる機会は今までありませんでした。

彼のバレエのchoreographerとしての才能や評判よりも、彼自身の人間としての溢れ出す魅力と言葉にしなくても伝わってくるパッションと人間性に触れたくて今晩のゲストは集まっていたのだと思います。

彼のスピーチは20分ほどで、スピーチの後、Conversation形式のQ&Aが一時間ほど続き、私たち全員とAlonzoのキャッチボールが続きました。スピーチも会話の内容も、彼の創作やバレエチームの事に留まらず、彼の人間性や Philosophy、彼の作り出すパフォーマンスのバックグラウンドには、全ては人間として如何に内部から成長して行くか?いかにして全ての人が持っている(talentでは無く、、、) Geniusを自然と人それぞれの外側に出して行くか?という、humanityを根本から考え取り込んでいるという事を、びー玉のように美しい純粋な瞳をキラキラさせながら話すAlonzo。彼の言葉の数々に、私だけでなく、他にも感極まり目頭が熱くなった人が沢山いたと思います。

正に私達が日常の中、教育の中、葛藤して行く人生の中で問いている事を彼はLines Balletという媒体を通して問いかけ世の中にメッセージを送り表現しているのだと思います。

今日私が通過した事

それは、様々な意味でAbusiveな子供時代を過ごした私ですが、はじめてPeacefulな感覚を本当に感じられた日でした。彼の言葉の数々に、答えを見つけることができ、私が消化できずに来た心の傷やずっと抱えてきた自分のエゴから自由になれた感じ。その事は、私の人生の中でとても大きな事で、Alonzoに「ありがとう」と伝えた時に上手く言えずに「すごくpeacefulな気持ちなの」と言ったら大きなニッコリを返してくれた彼。

子供時代の様々な環境の影響から自分を表現する事を許されず、また自分自身を表面に出す事をできないまま成長してしまった私は、更に思春期以降は、自分を表現する事を否定し、更に偽ったまま生きてしまった結果、他人をcriticize すること、つまり他人を鏡に自分を否定していたわけです。自分自身を軸に自分を見つける事ができなかった、、、今日のAlozonの話を聞いた後、もうそれはする必要が無い、、、、と自然と思えた自分がいて、それできっと安堵したのだと思う。きっと、他人をcriticizeしている自分自身がすごく嫌いだったのだと思う。。。。。

いつも偽ってきた自分へ爽やかなさよならが今日できた感じです。

AlonzoのDancer達のようになれる日は遠いかもしれないけど、思いやりと歩み寄り、そして自分で何かを作り出そうとするのではなく、プラスαーを作り出すコラボレーションをできる人間にいつかなりたいです。

そして、これはすごく個人的な事なのですが、ずっと夫がどうして私を好きになったか疑問に思う事がありました。勿論、「どうして私の事好きなの?好きになったの?」と2、3回聞いた事はあったのですが、その腑に落ちる答えが返ってきた事がありません。
でも、今日のAlonzoの話から、何となくどうして夫が私を好きになったのか分かるような気がしました。。。。。


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自分の感情を表現するのに日本人よりも気持ちがいいですが、英語の文章力が上手くいかないことを認めなければなりません。 私の文法は完璧ではないことがわかります。 しかし私は自分のブログを自分の心で書きます。 私はあなたが私のライティングスキルに関係なくそれを感じることができることを願っています

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