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一晩で3ミリオン集めるFundraiser
SFは夕方少し風がでてきましたが、暖かくて半袖で楽しめる天気の週末。
友人達はサウサリートのビーチでピクニックしているようですが、私はギャラリーのWebsiteのdeadlineが迫っている為、3時位まで家にこもって仕事。夫はドイツで家族と過ごしているので、仕事を一段落させた夕方、私はのんびりノースビーチのカフェにいってきました。
さて、2週間ほど前に出席したNon profit organizationのFundraiser。
私のブログにも毎年紹介させて頂いていますが、College TrackというCollegeやUniversityに行きたくても行く事のできないHIgh Schoolの子供達をサポートするグループです。
College trackでサポートを受けた子供達の90%が現在4年制のCollegeに通っているか卒業しています。
College trackでサポートを受ける子供達には低所得世帯からの出身も多く、85%のCollege trackの生徒達は彼らの家族の中で初めてcollege に行くという子供達です。そんな彼らに学校外での勉強のサポートだけでなく、彼らが学校に行き何を学んでいきたいか?を見つける機会を作り、地域活動をはじめ、子供達に様々なネットワーキングやメンターを出会える機会も作っています。
勿論、学習していくうちに学校を決め、経済的なサポートを必要とする子供達にCollege Track自体から得られる奨学金や学校から得られるものまで、様々なサポートが細やかに配慮されています。アメリカの大学を卒業するとfinancial aid等からお金を借りて卒業する学生も沢山いるアメリカ。私の語学学校の先生も、卒表15年以上経った後もまだ借金を返していると言ったのを覚えていますが、今年のCollege trackのスピーチをした何人かにはCollege trackのサポートと奨学金で、借金無しで4年制を卒業できるそう。
今年スピーチをした生徒の中には、ソーシャル・セキュリティーを持っていない為成績はあるもののCollegeに受け入れられなかったという子もいて、そんな彼女のケースもCollege trackはサポートし、彼女の学校への道を開いています。
故Steve Jobs氏の奥様、LaureneさんがCo-funderの方と始めたこの団体は1995年より地道な活動を続けています。East Palo Altoから始まった小さな活動は、今ではOakland、San Francisco、New Orleans、Aurora、そして Los Angelesに支部を持つ団体に成長しています。
夫がSteve Jobs氏と長年仕事をさせて頂いたご縁で、私達も長年この団体をサポートしているのですが、ここ2〜3年の成長は数年前に比べて目を見張るものがあるように感じます。そして毎年Fundraiserでスピーチをする10代の子供達の話には、もっとこうした団体が地域社会をサポートしていかないと、まだまだ教育を受けたくても受けられない、そうした選択が無い子供達が沢山いるのだという現実を理解する機会にもなります。
College trackは1年に一回、寄付を集めるFundraiserが6月にあります。私も夫とであってからずっと参加していますが、実はサポートする側としても楽しみにならざる得ない特典が盛りだくさん。
まずは、College TrackをサポートしているPixarの提供で、毎年公開前のPixarのアニメーションを観る事ができます。今年はもうすぐ公開となるMonster UniversityをFundraiserが行われたPixarの敷地内にある私設シアターにて観る事に。
私がPixar Studioで開かれたFundraiseに出席したのは二回目ですが、勿論Studio内のツアーもあるので、Pixarの数々のアニメーションの原画やストーリーボード、粘土で作られた模型等々、大人が見てもワクワクします。勿論、そんな訳で、こうした子供でも楽しめる会場の場合は子供を連れてくるサポーターも沢山。
何年か前にはLucas FilmでFundraiserがあり、ヨーダの実物大のスカルプチュアをはじめ、もうファンでなくても飛び上がりたくなるようなStudioツアーでした。Lucas filmの中はコネでもないとツアーはできないので、またやって欲しい、と密かに思っている私。今度あったら家族か友達を是非招待したい!
こうした恵まれた会場を使う事ができるのは、Jobs氏のPixarやLucas Film等とのリレーションシップの恩恵と想像するしかできませんが、、、そのサポート今でも変わらず続いているのは、やはりCollege Trackの活動が地道にその成果を上げる為に続けられている事への共感から来るものだと思います。
さて、今回はディナーやオークションが始まる前に大人も子供も楽しめるクラスが用意されていました。クラス兼ちょっとしたスナックやドリンクを楽しめるという趣向。
* DJブースでプロのDJがスピンの仕方を教えてくれるクラス
* TVなどでも有名なチャイニーズのシェフがラーメンの麺の作り方を実演=ゲストも実際に麺を引き延ばす練習ができるクラス。そしてその横ではミニラーメンが食べれます。
* プロのダンサーが踊りをヒップホップを教えてくれるクラスでは、子供からハイヒールの女性、おばあちゃままで楽しんでいました
* カクテルブースでは実際にカクテルを作れるクラス
* ピザの生地を空中に投げて広げていくクラスなど
大人も子供も正に楽しめるもの。こうした遊び心が盛りだくさんのイベントが毎年織り込まれている事も、私達を含め、サポーターたち自身がCollege TrackのFundraiserを楽しみにできる理由だと思います。
そして、この後はディナーとオークションがある訳ですが、会場のデザインはカジュアルで、今までの中で一番私好み。白のソファー+カラフルな色使い。
こうしたカジュアルなセットアップって、同席する人とも気軽に話しやすい感じです。丸テーブルの典型的なFundraiserのセッティングだと、今いち乗りがあわない人が隣になっても終わりまでなんとか話さないといけないし、、(苦笑
今回は友人カップルとその他Pixarのシナリオライターのおばさまや他州から来られた70+のおばあちゃま達などと同じ席になり、気軽で楽しいテーブル。食べ物もピザをはじめファミリースタイルで美味しかった〜
ちょっと長くなってしまったので、オークションのお話などは次回に♪