ずっと始めたかった事
ここ何年もずっと始めたかった事の一つが「着付け」を習う事でした。
父方の祖母は生涯を着物のみで生活した人。そして、母から聞いたところによると、三越の呉服部門の方が覚えているほど、お嫁入りで揃えた着物の数々はすごかったらしい。(実際に三越で担当された方の息子さんが覚えていて母に話してくれたそうだ)
それだけ着物を持っていた祖母ですが、昔ながらの人だったせいか(質素にしたかったのか?)、それとも、何か他に理由があったのか、多くの着物をタンスの肥やし、つまりはあまり袖を通す事のないままにしてしまったらしいのです。
唯一の救いは、やはり嫁入り道具で持ってきたタンスの数々が素晴らしいクオリティーのもので、幾つかの着物は長年たっても生き延びる事ができました。(ダメになってしまうものは、力を加えるとビリっと、、、記事が老化してしまっているわけですね。)
数年前に、2枚の着物を私の丈に仕立て直してアメリカに持ってきたわけですが、一回も着る事なしに年月が過ぎてしまい心に引っかかっていたのです。(まあ、癌やら妊娠、出産やらであっという間に時間が過ぎてしまったので仕方なかったけど)
サンフランシスコの友人から聞いた着付けの先生。連絡先は何年も持っていたのに、なんとなく先送りにしていたので、今年ようやく連絡をして、無料初体験のクラスにをとってきました。
一言で言えば、楽しかった!!!!
まずは、1年〜1年半ぐらい地道に時間の許す範囲通って、普段着に自分で着れるようになるのが目標、です。
次の10年は、気軽にちょっとしたパーティーなどに着物を着ていけるようになったらいいな〜と思っています。
明治最後に生まれた祖母の着物。先生に見ていただいたところ、やはりアンティーックの色はいまの着物と全然違った味があり、また生地がしっかりしているから着物も帯もシワになりにくいとおっしゃっていました。
まだわからない事ばかりですが、気長に楽しんでやっていこうと思います。
できれば娘に譲りたいですが、多分すごく身長が高くなりそうなので、多分無理だろうな〜